サルでもわかる、フレーム学
どうも、ちょっとでも好きなものを食べだすと体重の増加が止まらないため食事制限しています、しんさくです。
ストリートファイター5を遊んでいてこんな思いをしたことはないでしょうか?
「相手に永遠に固められてる」
「こっちが暴れ技を出してもカウンターヒットになる」
「バイソンの突進技強すぎ、見えるわけねーじゃんこんな速いの」
こんな時はフレームがどういう状態なのかを調べると活路が見いだせます。
というわけで今回は格闘ゲームのフレームという重要な知識についてのエントリです。
・フレームとは
フレームとは時間の単位と思ってください。
「この技は○○フレームだから暴れに強い」
「○○フレームだから隙がある」
とかをプレーヤーの配信で見ていると使われることを耳にしたことはないでしょうか。ただいきなり数値や具体的なところにいくとイメージしにくいのでもっと抽象的に説明します。
・格闘技で考えてみよう
まず格闘ゲームですが、現実世界の格闘技と基本的に考えは同じです。←これ重要です。相手に自分の攻撃があたれば相手はダメージを受けますね。そして大技なほど大ダメージですが、当たりにくいです。
これは格闘ゲームも格闘技も同じです。
では現実の格闘技を例に説明します。
↑格闘技好きでもある僕。近年は女子格闘技が盛り上がっています。
ボクサーが右ストレートを放ちました。拳が相手に届くまでには若干の時間があります(一瞬ですが)。この「若干の時間」がフレームです。
わかりやすくするために、仮にストレートが顔に届くまで5秒かかるとしましょう(ありえねえ!)5秒後には痛い思いをすることになります。
↑あうちっ!
ですが4秒以内に顔に届かない距離に離れれば相手のストレートは当たりません。
↑そんなハエのようなパンチ当たらんよ?
ところが逃げたくない血気盛んな人もいます。そういう人は「おれもあいつを殴りたい」と思います。ではこちらからも攻めてみましょう。右ストレートが届くまでには5秒かかります。つまり4秒以内に相手に攻撃を当てればこちらの攻撃が先に当たります。こちらの右ストレートも5秒かかるなら良くて相打ちです、この場合こっちの方が出すのが少しでも遅れたら一方的に技を喰らいます。相手の攻撃は食らわず、一方的に勝ちたいですよね。では相手よりももっと速い技を出しましょう。
「左を制するものは世界を制す」
左ジャブですね。左ジャブは3秒かかるとします。
そうすると5秒の右ストレートと比べて速いので先に相手にダメージを負わせることができます。
↑あくびが出るぜジャパニーズ!こんな体制での手打ちの拳で顔がひしゃげています。どれほどの威力なのか・・・
これがフレームの考え方です。格闘ゲームの世界でも同じです。近距離で技を出す時に発生5Fの技は3Fの技に技の出の速さで負けます。技の発生が速ければ速いほど先に当たるので近距離では多用されます。弱攻撃が近距離で多用されるのはこの理由からです。
「なるほどなるほど、発生の速い技が使われるってことはわかった。じゃあさ、近距離では弱攻撃で相手を攻撃するしかないってこと?中攻撃以上の技は弱攻撃と比べて技の発生が遅いから弱攻撃には勝てないんだよね?」
ところがどっこい、中攻撃が弱攻撃に発生の速さで勝てる場面があるのです!
それは次回〜〜〜
ばいばい